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定例懇談会が開かれる

 定例懇談会が2月20日(水)に開かれ、組合員30人が出席した。講師は、HRDサポート代表の樋口しのぶ氏。大学卒業後、大手食品メーカーに18年間勤務し、人事部で人材育成に取り組んできた経験を生かし、独立。現在は、保有資格を生かして、人材育成に関する相談への対応やヒューマンスキルに関する各種研修・セミナーを民間企業や行政機関で幅広く行っている。
 今回のテーマは、アンガーマネジメントファシリテーター資格者である樋口氏の得意分野である「ハラスメント対策に効くアンガーマネジメント」。怒りのマネージメントが必要になってきた背景には何があるのか。
 最近の「いじめ・嫌がらせ・パワハラ」に関する個別労働相談が増加傾向にある中で、厚生労働省も、防止策を企業に求め、行政指導に力を入れ始めた。
 ハラスメント対策の一つとして、アンガーマネジメント研修が管理監督者や従業員の教育として取り入れられ、怒りのパターンや発生メカニズムを知り、怒りの感情のコントロール法を身につけることへの必要性がでてきたと樋口氏は強調した。
 怒りは、人間にとって自然の感情の1つで、怒りのない人はいないし、なくすことも不可能で、身を守るための感情である。アンガーマネジメントとは、怒りで後悔しないことであり、怒る必要のある場合、上手に怒り、怒る必要のないことは怒らないようにすることと定義した。
 講師から「この1週間に怒ったことがありますか」と出席者へ問い掛けがあり、怒りの強度、持続性、頻度、攻撃性をグラフ化し、自己診断するとともに、他者診断することにより、そのズレを知ることがハラスメント防止に繋がるとのことを互いに実感した。
 講師は、怒りをコントロールするためには、3つのコントロール法があるとし、①衝動のコントロール(6秒待つ)、②思考のコントロール(許せるゾーン、まあ許せるゾーン、許せないゾーンへの三重丸があり、境界を広げる)、③行動のコントロール(変えられるか、変えられないかの分かれ道の中で重要である、重要ではないを自覚する)の説明があり、怒りの連鎖を断ち切ることにより、「ハラスメント」という生産性を減退させる行動も断ち切りましょうと締めくくられた。

今後のスケジュール

  • 01.07 新年互礼会
  • 01.07 正副理事長会議
  • 01.24 役員新年会

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